入れ歯・義歯
入れ歯の「悩み」諦めてしまっていませんか?

「痛くて硬いものが満足に噛めない」
「食事のたびに入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が挟まってしまう」
「話しているとずれてこないか、外れてしまわないかいつも心配」
「金属のバネが見えるのが恥ずかしくて人前で思い切り笑えない」
今入れ歯をお使いの方の中には、このような切実な悩みを抱えながらも「入れ歯とはこういうものだ」と、我慢や諦めを当たり前のこととして受け入れてしまっている方が決して少なくないのではないでしょうか。
もしその我慢や諦めが全く必要ないとしたら。
まるでご自身の体の一部のように、お口に吸い付くようにフィットし痛みなく何でもしっかりと噛むことができ、そして誰にも気づかれないほど自然で美しい。そんなあなたの人生の「素晴らしいパートナー」となりうる理想の入れ歯が存在するとしたら。
私たちやくし歯科・矯正歯科の入れ歯治療が目指すのは、まさにそこにあります。
単に失われた歯の形を補うだけでなく、失われていた「食べる喜び」と「笑う楽しさ」をもう一度あなたの人生に取り戻すこと。
そのための私たちのこだわりと考え方について、これから詳しくお話しさせていただきます。
なぜあなたの入れ歯は「合わない」のでしょうか

お口の中は常に変化し続けています
「作りたての頃は調子が良かったのにだんだん合わなくなってきた」
そのような経験をお持ちの方は非常に多くいらっしゃいます。それは決してあなたの使い方が悪いわけでも、作り方が悪かったと一概に言えるものでもありません。
その大きな理由は入れ歯は変わらないのに対し、あなたの「お口の中」は日々少しずつ変化し続けているからなのです。
歯ぐきの変化
歯を失ってしまうとその部分を支えていた顎の骨は、刺激がなくなることで少しずつゆっくりと痩せていきます。土台である骨が痩せればその上にある歯ぐきの形も当然変わってきます。すると入れ歯の内面と歯ぐきとの間にわずかな隙間が生まれ、入れ歯が動いたり食べ物が挟まったりする原因となるのです。
残っている歯の変化
部分入れ歯の場合多くは残っているご自身の歯に金属のバネなどを引っ掛けて、入れ歯を支えます。しかしこれはバネをかけられた歯に常に余分な力がかかり続けている状態を意味します。その負担によって支えとなっている歯が少しずつ動いたりすり減ったり、あるいは弱ってしまったりすることで入れ歯全体の安定性が損なわれていきます。
噛み合わせの変化
お口全体の噛み合わせのバランスも永久不変ではありません。加齢や他の歯の変化、生活習慣など様々な要因によって微妙に変化していきます。ほんのわずかな噛み合わせのズレが、入れ歯の特定の場所に強い力を集中させ痛みの原因となることも少なくありません。
つまり入れ歯とは「一度作ったらそれで終わり」というものではないのです。あなたの体の一部としてお口の中の変化に合わせて、定期的に専門家がチェックし調整を重ねていく必要がある、いわば「生き物」のような存在なのです。
快適な毎日を支える良い入れ歯の三大条件
では「良い入れ歯」とは一体どのようなものでしょうか。私たちは患者様の快適な毎日を支えるためには、以下の3つの条件が高いレベルで満たされている必要があると考えています。
- 条件①:痛くなく、しっかりと噛めること(機能性)
食べ物を噛んだ時に入れ歯が動いたり、特定の場所だけが強く当たって痛みが出たりすることなく、お口全体に力が均等に分散されること。そしてご自身の歯があった頃のように安心してしっかりと噛めること。これが入れ歯として最も基本的で最も重要な条件です。 - 条件②:自然で、美しいこと(審美性)
入れ歯はお口の機能を回復させるだけの道具ではありません。あなたの表情の一部となり自信を持って社会生活を送るための大切な要素でもあります。人から見えやすい部分に金属のバネが見えることなく、人工の歯の色や形そして並び方が、あなたの本来の歯やお顔立ちと自然に調和していること。私たちは機能性と同じくらいこの審美性も重視しています。 - 条件③:外れにくく、話しやすいこと(安定性・快適性)
食事や会話の最中に、入れ歯がずれたりカタカタと音を立てたり外れそうになったりする。これほどストレスの溜まることはありません。お口の筋肉のあらゆる動きを邪魔することなく、まるで吸い付くかのように歯ぐきにぴったりとフィットしていること。発音の邪魔にならずスムーズに会話ができること。この安定性と快適性が日々の生活の質を大きく左右します。
人生を変えるやくし歯科・矯正歯科のオーダーメイド義歯
私たちの入れ歯作りを支える確かな専門性
これら「機能性」「審美性」「安定性」という3つの高い要求を全て満たす、究極の入れ歯を作るために。私たちは特別な知識と技術に基づいた世界水準の入れ歯製作システムを導入しています。
BPS義歯認定医が監修する、世界水準の入れ歯治療

BPS(Biofunctional Prosthetic System)とはヨーロッパで開発された、非常に精密で生体機能的な入れ歯を製作するための一連のシステムです。それは単に特定の入れ歯の「種類」を指す言葉ではありません。患者様のお口の状態を診断する最初のステップから型取り、噛み合わせの記録、そして完成に至るまでの全ての工程が科学的な根拠に基づき厳密に体系化された世界基準の製作システムなのです。
当院の院長はこのBPSシステムの厳しいトレーニングプログラムを修了し、その技術と知識を認められた数少ない「BPS義歯認定医」の資格を有しています。この確かな専門性こそが私たちの入れ歯治療の品質と信頼性の礎となっています。
専門ラボとの緊密な連携
どれほど優れた設計図を描いてもそれを形にする職人の腕が伴わなければ、最高の家は建ちません。入れ歯作りもそれと全く同じです。精密な入れ歯作りには歯科医師と実際に手を動かして入れ歯を製作する「歯科技工士」との緊密な連携が不可欠です。
当院の法人グループ内には入れ歯製作を専門とするラボ(技工所)があり、BPSをはじめとする高度な技術を習得した経験豊富な歯科技工士が在籍しています。認定医である院長と専門の歯科技工士が、患者様のお口の状態やご希望について常に情報を共有し意見を交換しながら二人三脚で製作を進めていく。この体制があるからこそ一切の妥協のないフルオーダーメイドの入れ歯が完成するのです。
あなたのための「最高の一着」を仕立てるように
私たちのオーダーメイド義歯の製作工程はまるであなたの体にぴったりと合う、最高級のスーツを仕立てるプロセスによく似ています。手間と時間を惜しまず一つひとつの工程を寸分の狂いもなく丁寧に進めていきます。
- ステップ① 精密な型取り
一般的な入れ歯の型取りではお口を開けた静的な状態の型を採るだけです。しかし実際にお口は食事や会話で常に複雑に動いています。
私たちの型取りはただ歯や歯ぐきの形を写し取るだけではありません。
お口を大きく開けたり唇をすぼめたり舌を動かしたりといった様々な動きをしていただきながら、筋肉や粘膜の動きまでを精密に記録する特殊な型取りを行います。 - ステップ② 顎の動きの記録
次にあなたが持つ固有の顎の動きや噛み癖などを正確に再現するための記録を採ります。
専用の装置を用いて顎がどのように動き、どの位置で噛むのが最も安定するのかを三次元的に把握します。
この情報に基づき「咬合器(こうごうき)」という顎の動きを再現する装置の上で歯を並べていきます。 - ステップ③ 仮合わせと微調整
歯を並べ終えたらまずは蝋(ろう)でできた仮の入れ歯を製作します。
この仮の入れ歯を実際にお口の中に装着していただき、見た目の確認はもちろん発音のしやすさや噛み心地などを時間をかけてチェックします。
ほんのわずかな違和感でも遠慮なくお伝えください。
あなたが「これなら大丈夫」と心の底から納得できるまで、私たちは何度でも根気強く微調整を重ねていきます。
この手間暇を惜しまない徹底した工程こそが、まるでご自身の体の一部であるかのような究極のフィット感を生み出す秘訣なのです。
様々なご希望に応える入れ歯の種類
当院では保険適用の入れ歯から、より高い機能性や審美性を追求した様々な種類の自費の入れ歯まで、患者様のご希望とご予算に応じて幅広い選択肢をご用意しています。
保険の入れ歯
健康保険が適用されるため費用を抑えられるのが最大の利点です。しかし使用できる材料(主にプラスチックと金属のバネ)や設計、製作工程に国が定めた制約があります。
金属床義歯(メタルプレート)

入れ歯の歯ぐきに触れる主要な部分を薄い金属で作った入れ歯です。
金属にすることでプラスチックよりも大幅に薄く丈夫に作ることができます。
お口の中の違和感が少なくまた食べ物の温かい、冷たいといった温度が歯ぐきに伝わりやすいため、食事がより美味しく感じられるという大きなメリットがあります。
金属の種類は一般的なコバルトクロムの他、より軽くアレルギーのリスクが少ないチタンもお選びいただけます。
ノンクラスプデンチャー

部分入れ歯の金属のバネの見た目が気になるという方に最適なのが、このノンクラスプデンチャーです。
バネの部分を歯ぐきの色に近い弾力性のある特殊な樹脂で作ることで、入れ歯を装着していることが周りの人からほとんど分からなくなります。審美性を特に重視される方におすすめです。
インプラントオーバーデンチャー

顎の骨に数本のインプラントを埋め込みそれを土台として、入れ歯を磁石やボタンのような装置でがっちりと固定する方法です。
入れ歯が動いたり外れたりする心配が劇的になくなります。最小限の本数のインプラントで総入れ歯の安定性を飛躍的に向上させることができる、非常に効果的な治療法です。
「どうせ入れ歯だから」と諦める前に
私たちはあなたの「しっかりと噛みたい」「自信を持って笑いたい」という想いを決して諦めません。
入れ歯治療は単に失われた歯の機能を補うだけの消極的な治療ではありません。それは人生の大きな楽しみである「食」の喜びを取り戻し、人とのコミュニケーションへの自信を取り戻し、そして生活の質そのものを向上させるための非常に前向きで重要な治療です。
もしあなたが今の入れ歯に少しでも不満やストレスを感じているのなら。
あるいはこれから初めて入れ歯になることに大きな不安を感じているのなら。
どうかそのお悩みを私たちにお聞かせください。
あなたにとって最高のパートナーとなる入れ歯を、私たちの持てる知識と技術の全てを懸けて一緒に作らせていただくことを心から願っています。