親知らず抜歯後の糸抜きはいつが目安?痛みの有無や注意点を解説
親知らずの抜歯後には「糸抜き(抜糸)」という処置が必要なケースがありますが、いつ行えばよいのか、またどのような痛みが伴うのか気になる方も多いのではないでしょうか。抜歯後の経過によって適切な時期は変わることがあり、糸抜きまでの間、生活面で注意すべき点がいくつかあります。今回は、親知らずを抜歯後の糸抜きの時期や治療の流れ、痛みの有無、糸抜きまでに気をつけたい生活習慣について解説します。
1. 親知らず抜歯後の糸抜きはいつ行うのが一般的?

親知らずを抜いたあと、傷口を縫う「縫合(ほうごう)処置」が行われることがあります。この場合、縫った糸を取り除く「糸抜き」が必要になります。糸抜きのタイミングは傷の治り具合によって前後することがありますが、以下に一般的な目安を解説します。
①術後7日〜10日が基本
親知らずの抜歯後、縫合した糸を抜くタイミングは術後1週間前後が一般的で、通常は7日〜10日の間に行われることが多いです。この頃には傷口の表面が閉じており、糸の役目が終わる時期と考えられています。
➁糸が自然に溶けるタイプもある
吸収性の糸が使われた場合には、糸抜きの必要がないケースもあります。これは体内で溶ける糸であり、徐々に分解されていくため、自然に抜糸されたのと同じ状態になるとされています。
③個人差や傷の状態によって変動もある
腫れや出血が長引いたり、感染の兆候がある場合は、糸抜きの時期が遅れることがあります。逆に、経過が良好な場合は少し早めに行われることもあります。糸抜きの時期は自己判断せず、必ず担当の歯科医師の指示に従いましょう。
糸抜きの時期を守ることで、傷口がきれいに治りやすくなり、術後のトラブルも避けやすくなります。また、傷跡の残り方にも影響することがあるため、慎重に対応することが大切です。
2. 親知らず抜歯後の糸抜きは痛い?処置の流れ

糸抜きに対して「痛そう」というイメージを持つ方は多いかもしれませんが、実際にはそれほど強い痛みを感じることは少ないといわれています。処置の流れを知っておくことで、よりリラックスして受けられるでしょう。
①一般的に強い痛みは少ない
糸抜きは、縫合した糸を切って取り除くだけの処置であるため、歯を抜いたときのような強い痛みは少ないとされています。ただし、傷口がまだ敏感な場合は、わずかなチクッとした痛みや違和感を感じることがあります。
②麻酔は使用しないことが多い
糸抜きは痛みが比較的軽いため、局所麻酔を使うことはほとんどありません。麻酔が必要になるほどの刺激は少なく、処置時間も数分程度で済むことが多いです。
➂処置の流れ
まず歯科医師が縫合部の状態を確認し、専用の器具で糸を切ったあと、ゆっくりと糸を引き抜きます。出血はほとんどなく、術後の生活にも大きな影響はほとんどないとされています。
④痛みが強い場合は事前に相談を
過去に糸抜きで強い痛みを感じた経験がある方や、不安が強い場合は、事前に歯科医師に相談することで、心配が和らぎやすくなります。
糸抜きは傷の治りを助ける大切なステップです。痛みが不安であっても、必要な処置であることを理解し、前向きに受けることが大切です。
3. 親知らず抜歯後、糸抜きまでに気をつける生活習慣や注意点

親知らずの抜歯後から糸抜きまでの期間は、傷口の治癒を促すための大切な時期です。適切な生活習慣を意識することで、トラブルを防ぎながら回復が期待できます。
①強いうがいや傷口に触れる行為は避ける
抜歯した直後の傷口には血餅(けっぺい)という血の塊ができ、これがかさぶたのような役割を果たすとされています。強いうがいや指・舌で触れると血餅が取れてしまい、傷の治りが遅れるだけでなく、「ドライソケット」と呼ばれる痛みを伴う状態になることがあるため注意が必要です。
②飲酒・喫煙は控える
アルコールやタバコは血行を促進しすぎることで、出血が止まりにくくなったり、傷の治りを妨げる要因になることがあります。糸抜きまではなるべく控えるようにしましょう。
➂口腔内を清潔に保つ
傷口を避けながら、歯磨きやうがいを丁寧に行うことは、細菌感染を防ぐうえで重要です。ただし、うがいは軽く行い、歯ブラシは縫合部を避けて磨くようにしましょう。
④過度な運動や入浴は控える
術後しばらくは、血行を促進するような長風呂や激しい運動を避けることが望まれます。これにより、出血や腫れを抑えることが期待できます。
⑤痛み止めや抗生物質は指示通りに使用する
歯科医師から処方された薬は、指示された期間・タイミングで服用することが大切です。
術後の数日間は特に慎重なケアが必要です。些細なことでも気になることがあれば、自己判断せず歯科医師に相談しましょう。
4. 抜歯の糸抜き後の過ごし方と再受診の目安

糸抜きが終わったあとも、傷口が完全に治るまでには時間がかかるため、引き続き注意が必要です。糸抜き後の過ごし方や、再度受診が必要なタイミングについても確認しておきましょう。
①糸抜き当日は激しい運動を避ける
処置自体は短時間で終わることがほとんどですが、糸抜き後に無理をすると出血することがあります。当日は安静に過ごし、飲酒や激しい運動は控えましょう。
➁出血や腫れが長引く場合は再受診を
通常、糸抜き後は出血や腫れは次第に治まっていくとされています。しかし、2〜3日以上続いたり、膿が出る、発熱するなどの症状がある場合は、感染などの可能性もあるため、早めに歯医者に相談しましょう。
➂口が開きにくい・強い痛みがある場合も要注意
抜歯したあたりが固まったように感じたり、痛みが急に強くなった場合も注意が必要です。これは細菌感染や治癒の遅れによる可能性が高く、追加の処置が必要になることもあります。
④糸抜き後も丁寧な口腔ケアを継続する
糸抜きが終わったからといって気を緩めるのではなく、引き続き丁寧な歯磨きとバランスのよい食事を心がけることが大切です。刺激の強い食事やタバコ・アルコールは、少なくとも当日は避けるようにしましょう。
糸抜き後も、無理をせず傷口の状態をよく観察しながら過ごすことが大切です。気になる症状があれば、早めに歯科医師に相談しましょう。
5. 名古屋市南区の歯医者 やくし歯科・矯正歯科の親知らず抜歯治療

名古屋市南区の歯医者 やくし歯科・矯正歯科の親知らず抜歯治療
名古屋市南区の歯医者「やくし歯科・矯正歯科」では、一人ひとりの状態に寄り添い、将来を見据えた治療をご提案しています。
親知らずに関するご相談・診断・抜歯治療も幅広く対応しており、他院紹介や外部医師の派遣ではなく、口腔外科の専門知識を持つ院内医師が対応します。
日々様々な症例に向き合い、丁寧で安心できる診療を心がけています。
また、診断の精度や治療の安全性向上のため、医療機器の導入も積極的に行い、小さなお子さま連れの方でも通いやすいように託児サービスも行っています。
<やくし歯科・矯正歯科の親知らず抜歯治療>
①的確な診断と分かりやすい説明
親知らずは斜めや横向きに生えているケースも多く、抜歯が必要かどうかを見極めるには正確な診断が不可欠です。当院では、高精度なCTやデジタルレントゲンを使用し、親知らずと周囲の神経や血管との位置関係を立体的に把握し、撮影した画像を使いながら、患者さんに分かりやすく丁寧にご説明します。
➁痛みや不安に配慮した麻酔法
抜歯が必要な場合には、局所麻酔や笑気麻酔に加え、眠ったような状態で抜歯治療を行う静脈内鎮静法が選択できます。
➂「抜かない」という選択肢も
すべての親知らずを抜歯する必要があるわけではありません。まっすぐに生えていて問題がなければ、無理に抜歯せず定期的な経過観察を行うケースもあります。患者さんの将来の健康やライフスタイルを考慮し、柔軟な対応を心がけています。
親知らずの治療は、単に「抜く・抜かない」の判断だけではなく、将来の健康を見据えたトータルな視点が必要です。
まとめ
親知らずの抜歯後は、適切なタイミングでの糸抜きとその後のケアが、スムーズな治癒につながると考えられます。糸抜きは抜歯後7日〜10日が目安とされており、処置自体の痛みはほとんどなく、数分で終わることが一般的です。糸抜き前後で異常を感じた際には、早めに歯医者に相談することが大切です。
親知らずの抜歯後の糸抜きにお悩みの方は、名古屋市南区の歯医者 やくし歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
監修:やくし歯科・矯正歯科 院長 鬼頭 広章
所属学会
国際インプラント学会 ICOI Fellow
日本口腔インプラント学会 会員
日本歯周病学会 会員
日本顎咬合学会 会員
日本デジタル矯正歯科学会 会員
日本臨床歯科学会 SJCD 会員
MID-G 理事
名古屋臨床咬合研究会 NOAH 理事
K-Project 会員
取得資格
USC(南カリフォルニア大学)JAPANProgram 卒業 東京SJCDレギュラーコース修了
OSG(矯正アレキサンダータイポドントコース)修了
ITIインプラントコース ベーシック、アドバンス修了
エキスパートハンズオンCAMLOGコース修了
NOBEL BIOCAREサティフィケート多数取得
インビザライン矯正 ベーシックコース修了
5D アドバンスコース修了
2017年 MID-Gレギュラーコース、マニュアルコース受講
矯正LASコース受講
歯周形成外科マイクロアドバンスコース受講
CSTPC受講
2021年 ODGC (矯正診断コース)修了
アライナーオルソドンティクス6デイズコース
明海大学国際インプラント学会認定コース
ハーバード大学歯学部日本CEコース
認定医
日本デジタル矯正歯科学会
日本顎咬合学会

052-811-1340