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矯正歯科

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矯正歯科

矯正歯科

矯正をする目的は何でしょうか?
きれいになりたい、良い噛み合わせにしたい、虫歯や歯周病になりにくくしたい、発音が良くなりたい、お口の健康を保ち続けたい、etc…
実に様々な理由があると思います。

日本人はとても叢生(歯のがたつき)が大きく、もっとも矯正が必要な人種と言えます。また、近年食文化が欧米化してきた流れもあり、昔ほど噛まなくても良い食べ物ばかりになってきました。そのためか、顎は細くなり、歯は顎の中に並びきらなくなってきています。また、先天性欠損と言われる、生まれつき乳歯や永久歯が足りないことがあり、きれいな歯並びになることを、より難しくする要因となっています。

ではどのような歯並びや噛み合わせの人が矯正をするべきなのでしょうか。
わかりやすく歯並びごとに見ていきましょう。

 

 

叢生(そうせい)

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歯がガタついて生えている状態を言います。
歯のサイズに対して、顎が小さく並びきらない場合に起こります。
当然このままではしっかり噛むことができず、顎の成長にも悪影響を及ぼします。また、ハミガキもしにくいため、虫歯や歯周病にもなりやすくなってしまいます。

 

・原因となりやすい悪習癖

  • 片方のみで噛んでいる
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  • 頬杖をつく
    1231001006

 

 

・治療法

原因となっている悪習癖(歯並びを悪くする癖)があれば、指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を行い、便宜抜歯(歯が並ぶスペースを確保するための抜歯)または矯正装置による顎の拡大を行い、歯が並ぶスペースを確保します。その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。

 

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ:出っ歯)

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下あごに比べ、上あごが前に出過ぎている状態。
悪習癖やあごの発育障害により起こります。
前歯で上手にものが噛み切ることができなかったり、発音がうまくできないことがあります。
また、口を閉じることが困難な場合もあるため、口の中が乾燥しやすくなるため、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

 

・原因となりやすい悪習癖

  • 指しゃぶり
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  • 下口唇を噛んでいる
    1231001002
  • 口呼吸(鼻で呼吸できない)
    1231001003
  • 舌を出す癖がある(舌突出癖)
    1231001004

 

 

・治療法

上顎前突(出っ歯)はかなりの確率で悪習癖が原因となっている場合が多いです。悪習癖を見つけるためには普段からどのような行動をしているのか見ている必要があり、親御さんの協力が必須となります。

原因となっている悪習癖(歯並びを悪くする癖)があれば、指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を行い、便宜抜歯(歯が並ぶスペースを確保するための抜歯)または矯正装置による顎の拡大を行い、歯が並ぶスペースを確保します。その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。

 

 

下顎前突(かがくぜんとつ:受け口、しゃくれ)

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上あごに比べ、下あごが前に出過ぎている状態。
正常な噛み合わせは上の前歯が下の前歯より少しだけ前になければなりません。
悪習癖やあごの発育障害により起こります。
全体的に上手に食べ物を噛むことができなかったり、奥歯にとても負担がかかりやすい噛み合わせになることが多いです。
また小さい頃に受け口の矯正治療をしていないと、成長期にさらに受け口が悪化することが多いため、もし「受け口かな?」と感じたら早めの治療がとても重要となります。

 

・原因となりやすい悪習癖

上口唇を噛んでいる

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・治療法

小さい頃であれば、既製の矯正装置などで簡単に改善できる場合が多いです。
早いお子さんであれば3歳ごろから治療をする場合もあります。
受け口の場合は遺伝的要素が強い場合が多いため、状況によっては、矯正装置で歯を並べるだけでは困難な場合があり、顎の骨切り手術と言われる外科矯正が必要になってくる場合があるので、その場合は専門の矯正歯科へご紹介させていただきます。
遺伝的要素が少なく、歯並びの改善で治療が可能な場合は、通法に基づいて矯正治療を行い歯並びの改善をしていきます。

 

 

過蓋咬合(かがいこうごう)

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噛み合わせた時に上の前歯が下の前歯を覆い隠すような深い噛み合わせの状態。
正常な噛み合わせは、上の前歯が下の前歯を2〜3mm覆っている程度ですが、ひどい過蓋咬合の場合は下の前歯がまったく見えないほど深い噛み合わせになっていることがあります。
中には、上あごの歯ぐきに下の前歯が噛み込んでしまっているほどの重症例もあります。
当然、上手く食べ物を噛み切ることもできません。
また過蓋咬合は、前歯にとても負担がかかりやすい噛み合わせであり、早期に前歯がダメになってしまうことがあります。そして、顎にとっても負担がかかりやすい噛み合わせであり、顎関節症に悩まされている患者さんも数多くみえます。
受け口の治療と同様、小さい頃に矯正治療をしておけば、簡単に治る場合が多いので「もしかして噛み合わせが深いかも?」と感じたら、早いうちにかかりつけの担当医に相談されることをお勧めします。

 

・治療法

小さい頃であれば、既製の矯正装置などで簡単に改善できる場合が多いです。
混合歯列期と言われる乳歯と永久歯が入り交じって生えている時期に治療することが多いです。この時期に正しい噛み合わせに誘導することができれば、その後の矯正治療はとても簡単に行うことができます。
叢生や上顎前突(出っ歯)を伴っていることも多いため、過蓋咬合の改善を行うと共に、悪習癖の指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を行い、便宜抜歯(歯が並ぶスペースを確保するための抜歯)または矯正装置による顎の拡大を行い、歯が並ぶスペースを確保します。その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。

 

 

開咬(かいこう)

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噛み合わせた際に奥歯は噛んでいるにも関わらず、前歯が噛み合っておらず、開いている状態。専門的にはオープンバイトとも言われる。
奥歯が開いている状態(臼歯部開咬)もあるが一般的には前歯が開いている状態(前歯部開咬)がほとんどです。
前歯で食べ物をまったく噛み切ることができず、奥歯にとても負担がかかる噛み合わせになっています。
顎関節症の症状を併発してくる場合も多く見られます。
開咬になる原因としては、かなりの確率で悪習癖が原因となっていることが多いようです。また遺伝的要素による原因もあるため、注意が必要となります。

 

・原因となりやすい悪習癖

  • 口唇を噛んでいる
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  • 口呼吸(鼻で呼吸できない)
    1231001003
  • 舌を出したり、噛む癖がある
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・治療法

開咬はもっとも治りにくく、後戻り(歯並びが元の悪い状態に戻ってくること)しやすい噛み合わせと言われています。
その要因として悪習癖と遺伝的要因が挙げられます。
原因となっている悪習癖(歯並びを悪くする癖)があれば、指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を十分に行い、便宜抜歯(歯が並ぶスペースを確保するための抜歯)または矯正装置による顎の拡大を行い、歯が並ぶスペースを確保します。その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。
また鼻の病気があり、鼻呼吸ができない場合は耳鼻科と連携して鼻の病気を治してからでないと矯正ができない場合もあります。
また遺伝的要因があり顎骨の成長に問題がある場合には、顎の骨切り術と言われる外科矯正が必要になってくる場合があるため、必要に応じて専門の矯正歯科にご紹介させて頂く場合があります。
いずれにしても、開咬はもっとも治りにくく、後戻りしやすい噛み合わせと言うことをしっかり認識していただいた上で、腰を据えた治療が必要となってきます。

 

 

空隙歯列(くうげきしれつ:すきっ歯)

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歯と歯の間に隙間ができている状態。
比較的簡単に矯正治療ができる場合が多いのが特徴です。
原因として先天性欠損(生まれつき乳歯や永久歯が足りないこと)や、悪習癖があります。舌が肥大して空隙歯列が起こっている場合もあるため、精査が必要となります。
歯と歯の間に隙間があるため、食べ物がはさまりやすかったり、空気が抜けてしまうため発音がうまくできなかったりします。

 

・原因になりやすい悪習癖

  • 舌を出す癖がある(舌突出癖)
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  • 指や爪などを歯の間に挟んでいる
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・治療法

原因となっている悪習癖(歯並びを悪くする癖)があれば、指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を行い、その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。
空隙歯列の場合、スペースは余っているため顎の拡大は不必要な場合がほとんどです。
舌の肥大などの遺伝的要因がある場合は医科専門医との連携が必要になってくる場合があります。

 

 

交叉咬合(こうさこうごう:反対咬合)

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上の歯と下の歯が反対の噛み合わせになっている状態。
一般的に奥歯でこのような状態になっていることを交叉咬合(または反対咬合)と言い、前歯でこのような状態になっていることを受け口(専門的には歯性下顎前突)と言う。
だいたいの場合、片方のみが反対の噛み合わせになっているため、左右で噛み合わせのバランスが悪くなり、歯に負担がかかったり、顎関節症になりやすかったりと様々な問題が起こってくる。
原因として歯の生えてくる位置が悪かったり、左右の顎骨の発育具合が大きく違ったりすることで生じることが多い。
悪習癖も原因となってくることもあるため、必要に応じて悪習癖の指導が必要となってくる。

 

・原因となりやすい悪習癖

  • 口唇や頬を噛んでいる
    1231001002
  • 片方のみで噛んでいる
    1231001005
  • 頬杖をつく
    1231001006

 

 

・治療法

原因となっている悪習癖(歯並びを悪くする癖)があれば、指導やMFT(口腔周囲の筋肉や舌のトレーニング)を行い、便宜抜歯(歯が並ぶスペースを確保するための抜歯)または矯正装置による顎の拡大を行い、歯が並ぶスペースを確保します。その後、矯正装置を用いて歯を並べていきます。
左右の顎の発育に極端に違いがある場合は、顎の骨切り術が必要になってくることがあるため、その場合は専門医にご紹介させていただく場合があります。

 

 

MFTの例

あいうべ体操

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症例①

40代女性の成人矯正です。
上下の叢生と歯性下顎前突、上顎には空隙歯列が認められます。
第2小臼歯に3本の先天性欠損が認められ左右の噛み合わせのバランスも崩れていました。
第2小臼歯を1本のみ抜歯を行いセラミックスブラケットと言われる白い目立たない矯正装置とワイヤーを用いて治療を行いました。
小児矯正と比べ、大人の矯正は歯の動きがゆっくりなため、約3年半程度と時間はかかりましたが、患者様はきれいになったととても喜んでおられました。

 

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症例②

20代女性の部分矯正です。
上下前歯部の叢生を認め、患者様は以前より気にされておりました。
患者様のご希望で上下前歯のみの矯正治療を行いました。
診査にて奥歯には大きな咬合の不調和は認められなかったので、前歯のみの矯正が可能となります。
約8ヶ月程度の治療期間でワイヤーを使わない透明のマウスピース矯正で行ったため、周りの人に気付かれず矯正治療を終えることができました。

 

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症例③

10代の小児矯正です。
上下の叢生および、上の前歯が内側に生えてしまっているため交叉咬合となっています。
このままにしておくと、噛み合わせの不調和をきたすだけでなく、顎の発育障害を及ぼしてしまいます。
診査の上、患者様のご希望もあり非抜歯矯正(歯を抜かない矯正)を選択しました。
歯を並べるスペースを確保するために上下の顎の拡大を行い、その後、セラミックスブラケットと言われる白い目立たない矯正装置とワイヤーを用いて約1年程度で治療を完了しました。

 

  • Before
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  • After
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2016/05/25

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